お気に入り
「クミさん。もしかしてお茶苦手でしたか?」
「…どうして?」
「いや、飲まないから苦手なのかなと。」
「すまない。人が出したお茶はあまり飲まないようにしてるんだ。昔の訓練で叩き込まれたからな。信用できる奴でも飲むなと。」
「あー、それは仕方ないですね。」
泰智はクミが飲まなかったお茶を片付けようとコップをとろうとしたが、こころが先に取りそれを飲んだ。
「…この子は誰だ?玄関の様子から推測するが、自分から話せない理由でもあるのか?」
「こころって言うんだ。少しややこしい事情があってね。」
「そう…。私と一緒ね。」
クミはこころを見ていると、こころは急にクミの隣に移動し腕に抱きついた。そして、目を閉じて少し考える用な仕草をする。その後、クミに持たれる用に倒れる。
「前のちっちゃい子と同じくらい行動が分からないんだけど。」
「あー、それは最近俺が居ないときに代わりに落ち着いて持たれながら寝るのに丁度良い人を確かめてる行動だから。で、こころの様子を見る限り見つかったんでしょう。」
ハッハッハッとわざとらしく良いながら泰智は笑った。
「物凄く迷惑ね。」
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