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要求
しばらくして、パーティー会場の周りに兵士がずらっと配置されたが、それ以降変化がなかった。
「私達はどうするんですか?」
帰ってきたミチに香奈はそう聞く。
「分からないわね。多分だけど待機でしょうね。」
「突入して敵を秒殺した方が良いんじゃね?」
「戦闘厨は黙ってください。」
「俺はお前みたいにこそこそしない主義なんで。」
「…中悪いのは会った時からなんで気にしなくて良いですか。」
「そ、そう?」
しばらくすると、重装備した兵士がこちらに向かってきて言ってきた。
「この中で、ミチって人はいるか?」
「私よ。何かあった?」
「相手が禁忌の本をよこせと。」
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