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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
654/1019

留守番

「なら、俺が残るわ。」


「いやいや、お前が抜けるのは不味いだろ。能力使ったらこの中で一番強いのに。」


「前も言ったが、長時間は無理だ。それに相手が複数の場合も俺の魔法は無力だ。むしろお荷物が増える。」


「それもそうね。師匠の私から言わせてもらうと、まだ香奈の方が護衛には向くわね。」


「でしょ?」


「…泰智が残るとして後は誰が。」


 あと一人残る人を決めようとしたが、こころしかいなかった。


「…よし、なら泰智とこころ。留守番頼めるか?」


「まぁ、自炊は出来るし大丈夫だろ。」


「まぁ、早苗が残るよりましか。」


「それどういう意味?」

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