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とある依頼
雪が降り始め、気温も段々下がり家でのんびりしている蓮は、少しうとうとしていた。
「…ねみぃ。」
コウの能力で家は丁度良い温度に保っており、眠気が蓮を襲う。目をパチパチしながらそう呟くと、蓮の太股にシャマが乗り丸まった。
「猫もこの部屋の暖かさは眠いんだな。」
そのまま寝ようとしたが、玄関の開く音が聞こえドタドタと足音が聞こえてきて寝れなかった。
「ただいま~‼️さっむい‼️すごく寒い‼️」
早苗は冷えた手を蓮の背中に突っ込む。その冷たさに蓮の意識はハッキリする。そして、寝たかったという思いがあり少し早苗にムカついた。
「お帰り。お前次同じことやったら氷水お前の背中に入れるぞ。」
「もうやらないよ。それより、さっきミっチんが来てたよ。」
「ミチさんが?どうしてまた。」
「依頼があるんだって。とりあえず今ミチさん診療所にいるから行こう。コウちゃんも行くよ。」
「ん?あぁ。」
「なんだろうな依頼って。」
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