負けた
「うぃす、勝ってきました。」
一回戦はコウが勝ち優勝に一歩近づいたが、相手が魔王軍がいるので安心は出来ない。
「じゃあ行ってきます。最悪、俺が負けたときは二人ともお願いします。」
「おぅ、行ってこい。」
「頑張ってねフウ。」
「俺の分まで頑張ってくれよ。」
三人に見送られフウは行くと、相手はプトラだった。
「…久しぶりだな。」
「…誰だ?」
「覚えてないのか?前に戦っただろ?」
「悪いな。俺は気に入った相手の名前しか覚えてない。」
その発言を聞いて、少し呆れながらフウは言った。
「別に覚えていても、俺はお前を倒すことに変わりがない。さっさと構えろ。」
フウは短剣を取り出し構える。プトラは少し頭を掻いて背中に背負っていた槍を取る。
「さて、殺したら失格だったな。殺さないように勝つのもめんどくさいな。どうしたものか。」
下を見ながらプトラは溜め息をつく。その隙にフウは距離を詰めて相手の横顔目掛けて、蹴りからの短剣で吹き飛ばしに行こうとするが、プトラは少し槍を移動させて攻撃を止めた。
「…ぬるい。」
「なら、これは?」
フウは相手の腕を掴み、そのまま凍らそうとしたが何故か凍らなかった。
「わりぃ、俺含めで全員あらゆる魔法や能力攻撃を受け付けなくなってるんだわ。」
「な⁉️」
フウは




