また戦おう
「(どうするか。魔力もあと少ししかない。そうなると、圧倒的に不利。)」
十分ほど、戦っているが魔力だけが減っていく。重い一撃を数発は入れているに、マロニは何の変化もない。
「(なら、壁にぶつけるしか勝利はないな。)」
泰智はそう考えて、腕と足に残りの魔力を振り分け構える。その構えにマロニも右こぶしに力を入れる。
そして二人は、走り出して互いに右手で顔めがけて一発殴った。互いにぶっ飛び、地面を転げ回り壁に接触しそうになったが、地面に足に力を入れ指にも力を入れてスピードを落とした。そのお陰で、ギリギリ壁には当たらなかった。たが、マロニはそのまま壁にぶつかった。
「そこまで‼️決勝進出は左のチームだ‼️」
観客席は勝負が決まると盛り上がった。泰智は、マロニに近づき握手を求めた。マロニは素直に握手した。
「…どうして、わざと負けた?最後踏ん張れば負けてなかったはずだ。」
「バレてたか。何、俺の戦うスタイルに付き合ってくれた。今度はこんなルールなしで戦おうぜ。」
「分かりました。その間、勝負はノーカンだな。」
「じゃあ頑張れよ。」
マロニはさっさと戻り消えていった。泰智も蓮達の所に戻っていった。
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