一方その頃
「…違う。これでもない。」
コロッセオの試合が盛り上がっている中、サラはコロッセオの優勝商品が保管されている場所でとある剣を探していた。
「イライラしてきたわ。普通、保管場所って綺麗にしておくはずよ?当たり一面ぐちゃぐちゃじゃない‼️よくここの人は探し出せるわね。」
サラは、文句言いながら保管場所を片付け始める。綺麗になっていくと、探し求めていた剣を発見する。
「…情報通りあった。これが、魔王様を倒した英雄が持っていた剣ね。どんな成り行きでこんな汚い部屋にたどり着いたのかしら?」
目的を達成して安心していると、背後に誰か立っている気配がして後ろを振り返ると、一人の男が立っていた。
その人物は、サラが魔王軍に入ったときからいた幹部のラルフがいた。
「…あら、復活の儀式の準備は終わったの?」
「あぁ。後はパーツと二つの剣だけだ。暇だから他の連中がしっかりしてるか確認しに来たが、余計なお世話だったな。」
不気味な笑みを浮かべたのちラルフは扉を開けて消えた。
「…何を企んでるのかしら知らないけど、私は自分の目的を達成すればそれで良い。」
空中に、禍々しい空間を作りその中に入り消えた。
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