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俺達の冒険物語  作者: 梅松
霊獣編
607/1019

プロローグ

 もうあっちではクリスマスや大晦日の12月中旬の真冬の昼。三人はコウを部屋の真ん中に座らせ能力で暖をとっていた。


「やっぱり、真冬にはこたつやストーブは欲しいね。こころちゃんそう思うでしょ?」


 こころはコクコクと頷く。


「だな、こんなふうに人を使う必要ないもんな。」


 コウに手を伸ばしながら二人はそう言ってるいると、ソファーに座っていた香奈はそれ聞いて注意する。


「二人とも失礼よ。無理に頼んでこうして能力使ってくれてるのに。」


「良いんですよ。どうせ夏に気温上げるんで。」


 コウはそうニッコリして言った。二人は冗談だと思っていたが、香奈は冗談ではないと思っていた。


「そういう嫌がらせ止めてよね。」


「その時はフウに頼むわ。」


 フウの名前が出たとき少し部屋が暑いと香奈は思った。


「それより、泰智とあいつは?」


「剣持って何かしてるよ。」


 氷が入ったお茶を飲みながら早苗は答えると、蓮は少し心配そうな顔になった。


「問題な事を起こさないで欲しいな。」


 しばらくダラダラしていると、玄関のドアが開く音が聞こえた。


「帰ってきたのかな?」


 リビングのドアが開くと、泰智やフウではなく陽子だった。


「よ、久しぶり‼この部屋温いな‼」


 相変わらず元気な様子で一同は安心した。


「よっちゃんだ。久しぶり~。」


 早苗は、ゆるーい感じで返事をする。


「あ、あの。メイシャさんは?」


 蓮は恐る恐るメイシャの事を聞くと、突然肩を触られ後ろを振り返ると、メイシャが嬉しそうな表情でいた。


「そんなに会いたかったのね‼嬉しいわ‼」


「で、でたぁ‼」


 まるでお化けにあったように驚き、メイシャと距離を取った。


「おねぇも久しぶり~。」


「早苗ちゃんも久しぶりね‼あら、後二人は?」


「外に出たんですけど、まだ帰ってきてません。」


「そうなの?なら、ここにいる二人に相手してもらうわ‼」


「遠慮します‼」


「同意。」


 目を光らせながらメイシャは二人を見るが、二人は顔を反らしそう言った。


「残念。あ、そうだわ。こんなことしてる場合じゃないわ。みんなに話さないといけないことがあったわ。」


 メイシャは我に返り冷静になった。

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