霊獣ドラゲリオン
湖に近づくが、霊獣のいる島に行く橋や船等が無くどうするか早苗はその場に座った。
「……どうやって行くんだろ?」
霊獣をじっと見ていると、霊獣は立ち上がり湖の上を渡っていき早苗の方に向かってくる。
「凄いな~。水の上を歩いてる。」
霊獣が水面を歩いていると、ゆっくり歩いていた二人が到着する。
「おーそーい‼」
「お前はもっとゆっくり行け。て言うか結構広いな。」
三人は霊獣が湖を渡りきるまで待つ事にした。
霊獣が湖を渡りきると、マガザに対して頭を一回下げた。マガザも同じように頭を下げた。霊獣は、泰智と早苗を見ると、二人の周りを歩き、近づいてきて匂ってきて、顔で二人の背中を押した。
「な、何してるんですか?」
「再確認だ。自分の目、鼻、相手の匂いで判断するんだ。私は前に来てその確認をしていたよ。」
「そうですか。」
しばらくすると霊獣は、泰智と早苗に頭を一回下げた。泰智と早苗も一度互いに顔を見て霊獣お辞儀した。
「フォウ。」
霊獣は一回鳴くと、湖にデカイ花が浮かんできて、さっき霊獣が居たところまで道が続いていた。
霊獣は、その道を歩き少し進んだところでこちらを向き、もう一回鳴いた。
「付いてこいって事か?」
「そうみたいだな。」
「よく分かんないけど、行こう‼」
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