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やはり森は危険だらけ
「ふんふふーん。」
森の中を鼻歌を歌いながら早苗は陽気に歩く。
「その霊獣の所までどれくらい掛かるんですか?」
念の為に剣を取りだし背中に背よう。
「運が良くて一時間だな。」
「運が絡む……あぁ、森変わるんでしたね。」
「この森の入り口からあの広場までは全員鼻で覚えてるが、奥は変な匂いで消されてしまうんだ。人間には分からない匂いがね。」
「……それより気になるのは化け物が襲ってくる可能性は?」
「無いが、森がたまに攻撃してくるぐらいかの。」
「やっぱり森は危険だな。」
ハッハッハッとわざとらしく笑いながら進んだ。
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