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俺達の冒険物語  作者: 梅松
フェンディル王国編
57/1019

その13

「そ、それでは、この王国の秘密を言います。」


ナッキーは正座し出されたお菓子を食べながら喋る。


「やっとか。」


お茶を飲みながら泰智はそう言った。


「むーしゃむーしゃ、

以外と美味しい。」


「早苗、ゆっくり食べないと。

ちゃんと分けてるんだから誰も取らないわよ。」


「むーしゃむーしゃ、だって美味しいんだもん。

そうだよね蓮ちゃん。」


「確かにこれは美味しいな。」


「……もう話を進めてくれ。」


泰智はめんどくさそうに言った。


「そ、そうか?

じゃあまず何が聞きたい?」


「そうだな、まず何で花がたくさんあるのに、

花屋が一つもないんだ?」


「それは、国王命令で花屋は出してはいけないんだよ。」


「国王命令だったら仕方ないな。

……でもそこまでする必要あるか?」


「そこなんだよ、どうもひっかかる。

2か月前には花屋は一つあったんだが、

3日くらいでもう閉店してた。

絶対に何かあるぜ。

他に何か?」


「じゃあ、決闘のことなんだが、

俺お前を斬ったのに何でそん時は血が出なかったんだ?」


「決闘には、特殊な結界が発動するんだ。

しかしそれはそとでは使えない。

町の中専用なんだ。」


「(わーお、さすが異世界……機械あるからそうでもないかな。)

へー、そうなんだ、まぁそこはおいといて、

……本題に入る、あの宮殿の中にこっそり入るには?」


「泰ちゃん、何でそんなこと聞くの?

後、それもらっていい?」


早苗はお菓子の皿を泰智の前に出す。


「ん?いいよ全部食べても。

裏口とかないのか?」


「あるっちゃあるが、

……何するきだ?

変なことは考えない方がいいぜ。」


「いや、こちとら少しまずいかも知れないからな。」


「ん?どういうことだ泰智?」


「実は、この手紙読んでみたんだ。」


泰智はそう言って、キドさんからもらっていた手紙をだす。


「ちょ、勝手に見ていいのかよ⁉」


「いや、だって俺キドさんが一番怪しいんだもん。」


一瞬言ってることがわからなかった。

キドさんが怪しい?

何を馬鹿なことを、俺はそう言おうとしたが、


「そんなら説明する。 

じゃあ1個目のおかしいところ。

何でキドさんは気絶してたのに何で、

嵐がきたことがわかった?」


「そ、それはまだ気を失ってなかったから、」


「二つ目、何で襲われてから3日たったのがわかった?

家に閉じ込められて爆破して気を失った?

違う、時計があったから?

違うな、普通に家に閉じ込められて爆破したら普通に死ぬ。

更に言うと、家を直してるときに、壊れた家から1個も時計がなかった。」


「それは、多分奇跡が起こって、」


早苗は食べながらそう言った。


「早苗、甘いな。

3つ目、爆破して気を失ってなかったかもしれないが、

家の中にいて王国軍が橋に行ったことを何で知ってる?

常識的に考えて絶対に無理だ。

生きてたとしても、家の下敷きになってるんだから、

首を動かすどころか、身動きが一切できない。

どう?まだ何かある?」


「確かに、そうだけど、でも、」


「決めつけはこの手紙だ。

この部分。」


「え~と何々?

そちらに、四人の男女が来たら牢獄に閉じ込めて殺してください。

村人抹殺計画の支障が出るかもしれません。

更に一ノ瀬蓮という男は殺さず生かしといてください。

……確かにこれは間違いなく黒だな。」


蓮は手紙を元に戻して泰智に渡した。

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