その12
しばらくして、メイシャがお茶を入れてきた。
「お待たせぇ、
……え、何があったの?」
そこにはロープでぐるぐる巻きにされてるナッキーとエリがいた。
「く、俺が、俺達が何をしたと?」
「喋ってる時点で有罪だ。」
「ひ、ひどい。
こ、こんなことするのは女子の特権では?」
「おねぇ、こいつら食べてもいいですよ。」
「あらそう?いいの泰ちゃん?」
「かまわん、殺れ‼」
「じゃあお言葉に甘えて、
じゃあ、いらっしゃい。」
「ぎゃぁぁぁぁぁ‼
食べられるのだったら女子がいい‼」
「あら、私も乙女よ?
乙女だから食べてもいいよね。」
「あなたの場合は乙女ではなく漢女でしょうが‼
頼む‼助けて‼何でもする‼」
「ん?今なんでもって、」
「あ、」
「じゃあメイシャと一夜過ごせ。」
「あっら~‼泰ちゃん優しいわね‼
じゃあ今すぐベットの準備をしなくちゃね。」
「あぁぁぁぁぁ‼助けて‼本当に助けて‼」
「じゃあ二度と女子にセクハラ発言やナンパやめる?」
「はい‼やめます‼やめますから助けてぇぇぇ‼」
「……泰ちゃんはやっぱり優しいね。」
「何で?」
「困ってる人をすぐに助けるからだよ。
香奈ちゃんもさっき助けられたじゃん?
……ちょっと怒ると怖いけど。」
「そ、そうね。
でも、泰智君、たまに早苗ちゃんのひどいことしてない?
朝のグリグリとか。」
「でも、一様手加減もしてるんだよ。
私が面白半分でオーバーリアクションしてるだけだよ。」
「そ、そうだったんだ。」
「それと、私のわがままたまに聞いてくれるんだ。」
「……早苗のそういうところ尊敬するよ。」
「えへへ、もっと褒めて。」
「はいはい、早苗のそういうところが私は好きだよ。」
その後、メイシャを説得して、ナッキー達を助けてあげました。
感想や評価、ブグマよろしくお願いします。




