七色のドクロ
「全く、めんどくさいことを。」
どんなドクロを出したのか分からないため対策が取れない。
「う~ん、参りましたね。結局白のドクロは分からないままですし。」
「そういえば、何故背後から急にドクロが飛んできたんだ?」
「あぁ、実は後ろの方に白いモヤ浮かんでたんですよ。そこから青のドクロが飛んでき。」
泰智が言い欠けた時、二人は気づいた。白ドクロの能力を。
二人は背後にそれらしきものが無いか確認すると、部屋の隅っこにそのモヤがあった。そしてそこから、青のドクロが飛んでくる。二人は、物陰から出て、ホロウの方を見る。ホロウの近くに黒色モヤが浮かんでいた。
「あらバレた。」
ホロウは楽しそうに笑い、黒いモヤと白いモヤを消した。
「それが白と黒の能力か。」
「そっ。黒は物を吸い込み、白が黒が吸ったものを飛ばす。」
「まるでブラックホールとホワイトホールだな。」
「これで大体分かったわ。でも、まだ何かある。」
「ですよね。気づかれる前に大量のドクロを飛ばすことも出来ましたしね。もしかして遊んでます?」
二人の言葉に、ホロウはまたクスクスと笑った。
「二人とも勘が良いわね。じゃあまだ誰にも見せてない技見せてあげる。」
そう言ってホロウは、鎌の歯の部分に、七種類のドクロを浮かばせる。そのドクロは回り始めてドクロ同士近づき合体する。ドクロの大きさは変わらず、色も虹の用な色をしていた。
「さて、どっちから受ける?」
鎌を、泰智に向けて振り下ろすと、ドクロは泰智目掛けて飛んでいく。スピードも青程無く簡単に避けたが、横を通った瞬間、ドクロの目が光って爆発した。真横で爆発し為、まともに受けてしまう。幸いまだ威力が無かった為、少し火傷しそうな程だった。
「あっつい‼」
「……成る程、混ぜたな。」
「正解♪これがレインボースカルズよ。」
「説明は良いですけど、どっちから受けるって言いながら振り下ろしますか普通?」
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