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特訓
二人は軽い朝食済ました後、寝室に戻りクミに一本の剣を泰智に渡す。
「その剣で私を攻撃してこい。」
唐突にそのようなことを言い出し少しえっ?と思った。
「安心しろ。全部避けるし軽い組み手みたいなもんだ。」
「いやいやいや、危ないですって‼」
「危なくなったらとっておき使うから問題ない。」
「じゃ、じゃあいきますよ。」
泰智は手始めに突きを出すと、クミは右足軸回転で避ける。次に斜め左に斬り下ろすが、クミは右手で軽く泰智の左手を殴って軌道をずらした。避けた瞬間に握り直し横に凪ぎ払う。だが、クミはその場でバク転をして回避するが、繋がっていることを忘れそのまま繋がっていた泰智は壁に叩きつけられる。
「……すまない。」
「クミさんに怪我無くて良かったよ。」
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