目的の塔とタイムリミット
森から出ると、話に聞いてたとおり湖の上に塔が建っていた。そこに行くための橋が少し離れた右側にポツンと掛けられていた。
「おぉ、ここが目的地か。」
「そうよ。ちなみにあそこの塔は五階って情報よ。」
「じゃ早く行って帰ろう!!」
「あの教官の訓練の内容どんな恐ろしいものなのか考えたくないな。」
四人は塔続いている橋を向かう。そこでキョウヤは塔の扉付近に複数人が倒れている所を発見する。
「塔の扉の前に誰か倒れてる。警戒しといた方が良い。」
キョウヤは全員に警戒するように言った。
「まさかと思うけど塔に化け物いるのか?」
「まさか。あの塔の周辺は魔物が近寄れないはずよ?その証拠に森の中は安全だったわよ?」
アリスは疑問に思いながらそう言うとキョウヤはふと思いだし言った。
「そういや、そうだったな。変に警戒しなくてもよかったんだ。」
「もっと早く言ってくれない?」
蓮が肩を下ろしながら進むとテトは明後日の方を見て、言った。
「あ、コウモリ。」
「あ、はいはい、そうです……今なんて言った?」
テトの見る方向を見ると、確かにコウモリが太陽が出ているにも関わらずこちらを見ながら飛んでいた。そして、そのまま何処かに飛んでいった。
「……や、やべぇよ。もう二週間しか残ってない。」
蓮は少し焦りそれを見たアリスは落ち着かせるように言った。
「レン落ち着いて。取り合えずこの訓練が終わったら直ぐに教官に言うわ。それと渡したいものがあるしね。」
「そ、それはありがたい。さっさとクリアしないと‼」
四人は橋を渡り塔の前に着いた。
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