目覚めると
「・・れ・・ち・・」
俺が意識を失ってからどれくらいたっただろうか?と思っている蓮は声が聞こえてるなと思う。
「・れ・・ちゃん・」
もしかして俺は夢を見てたのだろうか?
「れん・・・ちゃん」
あと少しで何か思い出しそうだが、
「起きて!!蓮ちゃん!!」
その言葉と同時に蓮は起きた。目を開けた瞬間、さっきまで何をしてたのか思い出した。
「あ、あぁ…そうか俺達異世界にきたのか。」
「そうだよ、蓮ちゃん。」
早苗は少し安心して言う。
「ん、あ……おはよう。」
蓮は起き上がり周りを見渡す。見渡しても辺り一面平原だった。
「おはよう。それより起こすの手伝って。」
「ん?」
蓮は隣を見ると、泰智と香奈が寝ていた。
「ハァー、おーい起きろ。」
「ん~もうちょっと。」
「・・・・・」
香奈は、もうちょいで起きるが、泰智は息しているかわからない。
「おい‼起きろ‼」
「ん~、あ、おはようございます。」
香奈は、目を掻きながら起きる。
「ん、おはよう」
蓮は優しく言う。後は、泰智だか。
「すー・・・・・。」
本当に起きてるのか、死んでるのか、寝てるのか分からない。
「どうする?」
「あの手使うか。」
「あの手?」
すると、早苗が泰智の鼻と口を摘まんだ。
「・・・ぶはぁ!」
泰智は苦しそうに息をした。
「あ、起きた。おはよう。」
「ハー、ハー、お、おはよう。」
泰智はしんどそうに返事をする。少し落ち着つき。
「で、これからどうするんだ?」
泰智は続けて言う。
「とりあえず歩きながら考えよう。」
「そうだな。」
そう言うと蓮達は歩きだした。
「ところで、みんなのスキルやアイテムは?」
香奈が言う。そういえば言ってなかった。
「ちなみに、私は魔法使いの才能と古代文字の解読、後は天候がわかるぐらいかな?」
大分すげぇと思い自分のスキルを少し恨む。
「私は、ペットのテイムやモンスターのテイム、後は、槍の才能だよ。」
モンスターを仲間にするのは心強いと一瞬思ったが、こいつの場合頼もしいとは思わなかった。
「ちなみに泰ちゃんは、薬剤師の才能と医者の才能、それに飛び道具の才能だよ。」
医者とは、こいつにできるのか?
「蓮ちゃんは?」
「建築の才能と大工セットと物作りの才能だよ。」
「ふーん。」
早苗はそのまま歩く。もうちょっと反応しろと思った。
「そういえば、この眼鏡ぽいやつはなんなのかな?」
早苗は貰った不思議な眼鏡を空に投げてを繰り返す。
「さぁ、着ければ分かるんじゃないん?」
「うん、そうだけど…後ででいいや。」
「おい、あれ村じゃないか?」
泰智のその方向に指を指す。
やっとゆっくりできそうだなと蓮は思った。
今日は少ないですが、明日は元に戻ります。
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