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俺達の冒険物語  作者: 梅松
フェンディル王国編
49/1019

その6.8

決闘の合図がなる二分前。


「へー、これで外に出れないんだ。」


泰智はのんきにそんなことを言っていた。

そこにナッキーが近づいてくる。 


「そんなこと言ってると俺に負けるぜ?

いや、決闘を挑んだ時点でお前の負けだ。」


「調子に乗ってデカイ口叩くと後で恥をかくことになるぜ?」


「ふん、まぁいい。彼女にさよならは言ったか?

まぁあと一分でどうなるかわからんがな。」


ナッキーはそう言って俺と距離を取って剣を抜く。


「……あいつは何しに来たんだ?

そんなことはどうでもいいな。

俺も本気でやるか。」


泰智はそう言って、剣を取り出す。


「……しかし、この世界は便利だな。

剣を持つような手の形にしてると一瞬で出てくるの。

まるでゲームみたいだな。

一度に何個出るか試してみたいな。」


そんなことを言っていると、

決闘の開始の合図が鳴った。

短くてすみません。

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