そしてテトとの出会い
三人は、教官に一礼して部屋を出た。
「本当にいけたよ。」
蓮は部屋を出た後、緊張していて少し息苦しかった。
「まぁ、あの人は教官の中でもまだ優しい方だったから何とかなったわ。」
「その前に勝手に俺を巻き込むな。」
キョウヤはアリスを少し睨んだ。アリスはまぁまぁと言って。
「じゃあキョウヤはレンに死にに逝けと言うの?」
「それは……。」
「とにかく、関わった以上確り鍛えないとね。」
「分かったよ。」
キョウヤは仕方ないかと言い蓮の肩をポンと叩き、「明日頑張らないと全身筋肉痛になるかもしれないけど頑張れ」と言った。蓮は今から考えただけでも、どんな訓練を受けさせられるのか想像もつかない。
廊下を歩いていると、一人の茶髪の少女がこちらに気づき近づいてくる。
「アリスん‼キョキョ‼何してるの⁉」
元気なその少女は二人に近づき質問をする。
「まぁ、どうせ今日知らされるから言っても問題ないか。俺の隣にいるレンがしばらくここで修行することになった。」
「何で何で⁉」
テトはキョウヤに頭を横に揺らしながら聞く。キョウヤは毎回めんどくさい奴だなと思った。
「後で説明するよ。」
「ふーん。まぁいいや‼私はテト‼取り合えずよろしくねレンレン‼」
「よ、よろしく。その方がレンレンは止めてくれない?」
「やーだ‼」
感想や評価、ブクマよろしくお願いします。




