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俺達の冒険物語  作者: 梅松
お使い編
473/1019

仲の良い?二人

 蓮達はエルカニア村に戻り一週間、蓮は特にやることが無くダラダラしていた。


「静かだ。こんな日こそゆっくりしないとな。」


 そんな感じの独り言を言っていると、外から爆発音やパキパキという音が聞こえる。窓ガラスから外を見ると、コウとフウがまた能力を使ったバトルをしていた。


「あいつらは静かに出来ないのか?」


 蓮は呆れていると、早苗と香奈とこころが戻ってきた。


「たっだいまー‼蓮ちゃん何してるの⁉」


 早苗は元気よく蓮に言い、近づく。


「あそこの二人の戦いを見ていた。」


「ほぇー、確かにさっき物凄い音してたね。」


「それより、泰智君見なかった?」


「家に居ないぞ?」


 すると、外の方で泰智が助けてという声が聞こえた。もう一回窓ガラスから外を見ると、馬が泰智を振り落とそうと暴れていた。


「やっべぇ‼乗ったわいいが降りかた分かんない‼」


 そのまま村を何周もしていた。


「わぁ、楽しそう。」


「……見なかったことにしよう。」


「だ、大丈夫なのかな?」


 三人は少しボーッとしていたが、遠くの方で戦っていたコウとフウが戻ってきた。


「何してるんですか?」


 フウの言葉にハッとして慌てて答える。


「あ、いや少しボーッとしてた。それより喧嘩は終わったのか?」


「それが爆発音がうるさいって苦情がきましてね。」


「お前だって窓ガラス凍るから止めろって苦情きてたじゃねぇか‼」


 互いにさっき苦情言われた内容を言い合う。


「だったら、静かに戦えるやつをしろよ。例えば腕相撲とか。」


「それなら良いですよ。せいぜい負けないように。」


「団長と比べたら紙切れ同然だな。」


 二人は駆け足で家に入り、腕相撲を開始する。


「本当に仲が良いのか悪いのか。」


「分からないね。」


 二人は軽く笑う中、香奈は心配していた。


「……それより泰智君どうしよう?」


 遠くで助けてという声がまだ聞こえる。

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