その16続
そのままプトラは着地し寝そべる。
「うっわ、存在感消して近づいたのに。惜しかったな。」
泰智も背中から着地しゆっくり起き上がる。
「一人面白いな。後ろの三人もあれぐらい落ち着こうぜ。」
着地した場所を確認した三人は背後に周り武器をすぐ近くまで近づけた。
「悪いが、泰智みたいに俺はそんな余裕ないんで。」
コウは鋭い目付きでプトラに言った。
しかし、蓮は少し気になることがあった。
「泰智、お前何で剣使わないんだ?」
「確かに、疑問でした。」
「う~ん、使う時じゃないから?」
泰智はあの時の質問の答えを探すため取り敢えずピンチの時以外使わないことにした。
「勿体ないですよ。折角竜王持ってるんですから。」
フウが竜王と言った瞬間、プトラは少し驚いていた。
「へぇ、彼か。」
プトラはクククと笑いだし三人は少し不気味に思う。
「まさか君が持ってるとは‼世界とは狭いものだ‼」
笑いが止まらないのか大爆笑する。泰智は何言ってるんだと思っているが、間近にいる三人はその笑いに少し恐怖を覚える。後ろからでも必ず殺すというのが伝わってくる。
「おい、さっきから何を言ってる?」
「君も聞いたんだろ⁉あの声を‼奴は何て言った⁉」
蓮の言葉を無視し話を進めた。プトラの話の内容に泰智以外は全く分からなかった。
「そろそろ口を閉じるか?」
コウは剣を首もとに当てると、少し舌打ちをした。
「……少し喋りすぎたね。今回のところは大人しく引いてあげるよ。俺も彼らも困るしね。え~と誰だっけ?タイチだっけ?近いうちに会えるかもね。それと、ピンクの髪の毛の女の子もまた近いうちに会えるかもね。」
プトラさ二人を見て黒い何かが雪から現れプトラを包んだ。その何かは飛んでいき消えた。
「何だったんだ?おい、泰智奴って誰だ?」
蓮は泰智の近くに行き何の話かを聞く。
「……俺も詳しいことは分からない。ただ、俺が湖に入ったときに声が聞こえたんだ。内容は少し言えない。」
「そう……か。でも今回は余り被害が無くて良かったぜ。」
三人は少し疲れた顔をして家に入る。
「俺達も入りましょうか。」
泰智は香奈にそう言った。
「そうね。ふぁー眠たい。」
「泰ちゃん、歩くの辛いから運んで。」
「全く。」
ぐだーとしている早苗を背負い残りの四人も入る。
全員家に入ると縛っていたはずの敵が消えていた。
「またか。もしかしたら前回のもあの黒い何かで消えたのか?」
「それしか考えれませんね。というわけでおやすみ。」
「そうだな、もう考えたくない。」
全員、眠たく布団に戻った。布団に寝ながらも考えたが睡魔が襲い寝てしまった。そのまま明日を迎えた。
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