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俺達の冒険物語  作者: 梅松
フェンディル王国編
47/1019

その6.6

全員集合します。

「ほ、本当にこんなの受けてよかったの?」


香奈は不安そうに泰智に聞く。


「勝てばいいんだよ、勝てば。」


「負けたらどうするの?」


「心配するな、負けると分かってたら受けねーよ。」


泰智はそう言いながら、香奈の頭を撫でる。


「……しかし、ギャラリーが増えたな。

もしかしたら、蓮達がいるかもしれないからこの事を伝えといてくれ。」


「う、うんわかった。」


香奈はそう言って、ギャラリーの中に入って消えた。


「さてと、少しストレッチするか。」


そして、現在。


「……てな訳があったのよ。」


「なるほど、勝負を挑んだ泰智もそうだが、

その話を聞かないキチガイはどうしようもないな。」


「そうね、話を聞かないのはいけないわ。

……でも、そんな勝負を受けた泰ちゃんは素敵ね。」


「おネエは少し黙ってて。」


「あぁん。」


「でも、泰ちゃんが言ってるように勝てばいいじゃん‼」


「う~ん、確かにそうだが勝てるのか?」 


「……泰ちゃんのレベルっていくつ?」


おねぇは突然そんなことを言う。


「確か、十三レベだったな。」


「この町にいる冒険者達は、普通に二十は越えているわ。」


「え、それじゃあおねぇは泰ちゃんが負けると言いたいの?」


「そうじゃないわ、ただ勝てる確率は低いと思うけど。

……多分武器なしだったら泰ちゃんが勝つと思うけど。

泰ちゃんと蓮ちゃん何かの武術習ってるでしょ。」


「よくわかりましたね。」


俺は少々驚きながら返事をする。


「私も武術はやっていたわ。

見ただけじゃ少し分からないけど抱きついたら絶対にわかるわ。」


「じゃあもしかして、あの抱きつきはわざと?」


「半分はそうだけど、

もう半分は抱きつきたかったから。」


「一瞬でも認めた俺が間違いだった。」


そんな会話をしていると、

突然物凄い音が鳴り響き、

少し揺れたあとに、

真ん中の広場にの下から機械が出てきた。

その機械が起動すると

広場のど真ん中に棒が刺さったあとに、

その棒を中心に広場を透明な線が囲う。

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