表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺達の冒険物語  作者: 梅松
お使い編
466/1019

その14

「やっべぇ‼入ってきた‼」


 蓮は急いで香奈とこころを担いだ。早苗は何事と思い蓮に着いていく。それと同時に戸が勢いよく開き仮面を被った人が四人入ってきた。


「動くな‼」


 一人が前に出て剣を取り出す。


「サーヤという女を出せ‼所持している石板を全て出せ‼」


 声からして男だった。


「すいません、今何時だと思ってるんですか?要件は明日にしてください。」


 フウは少し眠たそうに言う。


「あ、すいません。ってなるか‼さっさと出せ‼」


 少しのせられそうになったが、直ぐに元に戻り威圧する。他の仲間も違う部屋を見に行く。


「すまないが、姉は今出掛けていて何時帰ってくるのか分からないんですよ。」


「なら石板の有りかは知っているのか‼」


「残念ながら知らない。」


 本当の事と嘘の事を交えながら冷静に対処するが。


「そうか。知らないのは罪だ、ここで死んでもらう‼」


 仮面の男は蓮達にジリジリと詰め寄る。


「フウさん、能力でなんとかなりませんか?」


「相手を一瞬で凍らせれますけど、周りの人にも影響しますが?」


「あ、やっぱり止め。」


 ジリジリと詰め寄る中、他の仲間達が戻ってきてその男に耳打ちをする。


「そうか何も無かったか。じゃあこいつらは本当に死んでもらうしかないな。お前らは外に出てあの人と待っといてくれ。」


 仲間が頷き外に出ようとしたが、一人が何かに躓き転ける。仲間の一人が布団を確認すると、何か軽いレクチャーをしていた。


「何やってるんだ?」


「そういやあそこで寝てたのってフウだったよな?」


「そうです……ね。」


 そこで三人は気付いた。もう一人いたことを素で忘れていた。

 その仲間が毛布を外すと同時に一人が違う方の仲間に投げられる。もう一人が慌てて剣を取り出し斬ろうとしたが、顎にアッパーを受けて倒れる。


「全く、うるさいよ。寝さして。」


 目を掻きながら、泰智は周りを見てみる。寝起きのため少し状況が理解できなかった。


「な、何時からそこに‼」


 男が泰智の方を見ると、蓮達は一斉に取り押さえる。そのまま呆気なく地面に押さえ込めた。


「よし、泰智ナイス‼」


「早苗、どうゆうこと?」


 イマイチ理解出来ない泰智は早苗に聞く。


「よくわかんね。」


「もう、何?夜中なのにドタバタしてるの?」


 寝ぼけながら香奈は起きる。


「誰かロープ‼ロープでこいつ縛る‼」


 理解できてない三人は言われた通りロープを持ってきて、男を縛った。

感想や評価、ブクマよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ