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俺達の冒険物語  作者: 梅松
お使い編
457/1019

その9続

 しばらくして、倒れていた二人は起きたがった。


「いてててて。そうだ勝負は‼」


 コウはバッと立ち上がり蓮に聞く。


「何時から勝負になった。結果は引き分けだ。」


「くそ、引き分けかよ‼」


「うるさい。騒ぐな。」


「あぁ⁉」


 フウの言葉にコウはキレた。何故こいつはフウに対してキレるんだろうか分からなかった。


「それよりすみません。いきなり戦いに発展して。」


 フウは少し情けないと思い蓮に謝る。


「いやいや、こちらこそ勝手に喧嘩を売って。ほら謝りなさい。」


「こいつには絶対に謝らないからな‼」


「別に謝らなくて良いですよ。そんなのは器が小さい人だけですから。」


 コウとフウは再び互いに睨み合った。蓮は少しめんどくさいと思った。


「それより村に案内してくれないか?女性人の体力的にそろそろヤバイと思うんですけど。」


「あ、すいません。では案内しますのでついてきてください‼」


 フウは村に案内する為前を歩く。それに続いて蓮達も進む。


「絶対にこいつとは気が合わねぇ。」


「分かったから静かにしろ。」


「次こそは‼」


 蓮はコウの愚痴を村に着くまで聞かされた。


「香奈さん、大丈夫ですか?」


「す、少し脚が痛い。」


「もう少しなので頑張って。後雪が思ったより深いので気を付けて。」


 泰智は香奈の心配をしつつ、足元を注意するように言う。


「こころちゃん。後で雪合戦しようね。」


「ゆき……がせん?」


「久しぶりに聞いたなー。」


 早苗はこころの声を久しぶりに聞き驚いた。


「この人らは毎回こんな会話をしているのか?人間とは少し面白いな。」


 フウは蓮達に少し興味を持ち、耳を澄まして会話を聞いた。

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