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俺達の冒険物語  作者: 梅松
フェンディル王国編
44/1019

その6.3

早苗、蓮パートです。

「蓮ちゃんどこ行こうか?」


泰智と香奈が別れたすぐのこと。


「そうだな、早苗はどこに行きたい?」


「うーん、うーん。

……あ、そうだ‼服屋に行きたい‼」


「そうだな、俺もいつまでも学生服じゃな。」


「よーし、行こう‼早く行こう‼」


「せかすな、せかすな。

そもそも服屋どこにあるのか知ってるのか?」


「フッフッフッ、パンフレット見れば大丈夫‼」


「……大丈夫かなぁ?」


そんな会話をして、

十分ぐらい歩いてる最中にある人物と会う。


「待って~、蓮ちゃ~ん、早苗ちゃ~ん。」


「ん?誰だろ?」


「……嫌な予感がする。」


「待って~。」


後ろを見る。

さっき別れたばかりのおねえさん(メイシャ)が、

走ってやってくる。


「ふぅ、やっと追い付いたわ。」


「おねぇ何でいるんですか?」


「そ、そうだよな、何でいるんですか?」


「あっら~、いちゃ悪いのかしら?」


「い、いえ、そういうわけじゃあ。」


「良かったわ~、もう嫌われたのかと思っちゃったわ。

実はこれから買い物があるのよちょっと付き合ってくれる?」


「いや、これから服を買いに、」


「いいじゃん蓮ちゃん、私まだおねぇに聞きたいことがあったんだよ。」


「あっら~嬉しいわ。」


「早苗がそういうのなら、」


「じゃあ行きましょうか?」


そう言っておねぇと早苗と買い物に行くことになった。


「ねー、おねぇ、なに買いに行くの?」


「今日の晩御飯の材料を買いに行くの。」


「そうなんだ。

おねぇて、料理するんですか?」


「結構するわよ~、

よっちゃんは作らないから私がほぼ作ってるんだけどね。」


「どっちが女で、どっちが男なんだろ?」


「フフフ、そうよね。

あら?あそこで決闘やってるわね。」


「決闘?」


早苗は不思議そうに言う。


「知らないの?じゃあ実際に見てみましょ。

リングの上に対戦する人の名前が表示されてるの。

え~と、今日の対決は、

ナッキーと……え、嘘でしょ?」


「おねぇ?誰だったの?」


「……。」


おねぇは答えない。


「いったい誰なんだ。」


俺はリングの上の方を見る。


「え~と、

……泰智?」


更にリングの方に見てみると、

やはり泰智がいた。


「えっ、どういうこと?」


「俺に聞かれても。」


「あら、あれ香奈ちゃんじゃない?」


「え?あ、本当だ。

おーい、香奈‼」


「あ、蓮くん‼」


人混みの中から香奈が出てきた。


「香奈ちゃん、何があったの?」


早苗は不思議そうに聞く。


「じ、実は。」

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