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俺達の冒険物語  作者: 梅松
半人の里編
436/1019

その53

 コウは近づき脈を確認すると、

弱いが動いてることが分かった。


「……生きてたか。

だがもう戦えないだろう。」


「あー、良かった。」


 泰智は弓を仕舞い、

その場で寝転ぶ。

 しかしコウは、色々と腑に落ちない。

あの人間は何がしたかったのか?

こいつらの目的は?

妹や団長達は?

色々考えたがとりあえず待つことにした。

 しばらくすると、ユウナギ達や蓮達が同時に合流する。


「うぉ、派手に戦ったな。

泰智は……何故屋根の上で寝そべってる?」


 蓮は戦いの跡を少し呆気に取られていたが、

屋根で寝そべっている泰智を見て安心する。


「おー、コウよ。

無事だったか、こっちは全員無事だ‼」


「ユウナギさん、メイシャさん忘れてますよ。」


「……そういや何処に?」


 香奈とユウナギが考えていると、

近くの民家から男の悲鳴が聞こえてきた。

直ぐ後に、メイシャのうふふふという声が聞こえてきた。


「……そっとしておこう。」


「分かりました。」


 香奈とユウナギが少し遠い目をしている中、

早苗はこころと天狐とモエで何かのポーズをしていた。

 蓮は何をふざけているのか聞いてみると。


「勝利のポーズだよ‼

一緒にやる?センター空いてるよ?」


「絶対にやらない。」


「旦那旦那‼」


「あ?」


 蓮は、振り向くと、

ナッキーとエリが早苗達より変なポーズをしていた。

 それを軽蔑(けいべつ)する化のような目でシュリと野狐は見ていた。

 

「お前らは何をしている?」


「勿論……ヴィクトリーポーズっすよ‼」


「これを二人でやるのは少しきついですけど。」


「うん、色々つっこみたいけどそれはシュリ達に任せるわ。」


 蓮は満面の笑みでシュリに託した。

シュリは無言で親指を立てた。


「さて、おい泰智‼」


「何でござろうか?」


「さっさと降りてこい‼」


「分かった。」

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