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俺達の冒険物語  作者: 梅松
半人の里編
426/1019

その48

「大丈夫?

今の顔はんにゃ見たいですよ。

顔芸するんだったら酒場でやったらうけますよ。」


「この女……殺す‼」


男の顔は怒りに満ち溢れていた。


「にっげろー‼」


早苗はおちょくるだけおちょくって

香奈の手を引っ張り逃げる。


「ちょっと、余計に怒らせてどうするの⁉」


「だって……泰ちゃんが敵に会ったら

おちょくって逃げろって言ったから。」


香奈はそれを聴いて呆れた。


「二人とも後で説教ね。

それより三人は?」


「実はさっき凄い作戦を閃いてね‼

この家に入って‼」


その家はクロエの家とは違って

日本に普通に建っている2階建ての家だった。


「か、勝手に入って良いのかな?」


香奈はそう思いながらも家に入る。

中に入り真上を見ると2階の方に天狐達が袋を持っていた。


「な、何するの?」


「前に泰ちゃんから聞いたことあるの。

粉塵爆発だっけ?それであの敵を倒すの‼」


「め、滅茶苦茶だよ‼

第一、着火点するための火は……魔法があった。

で、でも‼」


「ここか糞餓鬼ども‼」


外からさっきの男の怒鳴り声が聞こえる。


「香奈ちゃん、もう後戻り出来ないよ‼」


「……もうどうなっても知らない。」


二人は相手を袋に当たる位置に居させるように

少し距離を取り香奈は魔法の詠唱に入る。

そのすぐ後に男がドアを蹴破り入ってくる。


「鬼ごっこも終わりだ糞餓鬼どm。」


男が言い終わる前に2階でスタンバイしていた三人が

袋を下に落とし男の頭に命中に中の粉が家全体を被った。

男は頭に粉が入った袋をまともに受け地面に倒れた。


「じゃあ皆作戦通りに‼」


「「はーい‼」」


2階にいた三人は直ぐに2階から

一階に降り窓から出て直ぐに閉める。

早苗と香奈も直ぐに出て玄関に向かって。


「ファイヤー‼」


香奈の放った丸い炎は家に飛んでいき

粉まみれの家は男ごと爆発した。


「やったぜ‼」


早苗はガッツポーズをし

皆とハイタッチする。

が、燃える家からゆっくり人がこちらに向かってくる。


「くそ……餓鬼……がぁぁぁぁ‼」


男は燃えながら叫んだ。


「泰ちゃんの物真似。

あの爆発で倒れない……だと⁉」


「そんなことよりどうするの⁉

もう逃げるしか‼」


「その心配は無いぜ‼」


香奈達の後ろからクロエが現れ

燃えてる男の頭を蹴り飛ばした。

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