その４２
「よし、ならこうしよう。
何も無かったら、良いね？」
「「「うん。」」」
四人は立ち上がり蓮はセイルーンに向かって。
「すいませーん、もう大丈夫です。」
「……何を話していたんだやつら？
だかまぁいい、それよりお前らあの娘は殺しても良いぞ。」
「分かりました。」
全員セイルーンの言葉に頷いた。
「じゃあ……殺戮の始まりだ‼」
セイルーンがそういった瞬間、
敵の一人がこっちには向かってきて
こころ目掛けて斬りかかろうとする。
泰智は剣で受け流そうとしたがメイシャが
相手の手首を捕まえて違う方向に飛ばした。
「泰ちゃん、あの敵貰っても良いかしら？」
「はい、お好きに。」
「余所見してるんじゃないぞ‼」
更に敵の一人がこころを狙おうとしたが
ナッキー、エリ、シュリに止められる。
「おっと、美女に斬りかかろうとするのはいけないな。」
「旦那、こいつは俺達が食い止めます‼」
「後は任せました‼」
「助かる‼」
「ジャガ‼お前の相手は私だ‼」
「お前が⁉俺にか⁉」
「さっき教えて貰った言葉がある。
狐は危険が迫るとジャッカルより凶暴らしい‼」
「面白い‼受けてたとう‼」
ユウナギとジャガは遠くの方に走った。
「さて、私はあの変態王様を倒したいが……。
そこの難いの良い敵さんよ‼
私と戦わないか⁉」
「鬼か……相手に不足はないな。
女として、お前に勝つ‼」
「敵ながら気に入った‼
こっちにこい、邪魔が入らない場所で戦おう‼」
クロエと難いの良い女も少し離れた場所に行く。
「蓮、俺はあの王様を倒す。
俺が倒さなきゃ駄目だ‼」
「分かった、早苗と香奈さん、こころ守っといてくださいね。
後、もう一人敵いるんでなるべく逃げてください。」
「うん、分かった‼
行くよ、早苗、こころちゃん‼」
香奈、早苗、こころはこの場から去る。
もう一人の敵は遠回りをして後を追う。
「じゃあ、俺と野狐はあの詐欺師だな。」
「ですね。」
「前回のようにはいかないな。
こっちには取って置きの策があるからな‼」
「もう二度と悪さできないようねここで
再起不能になってもらう‼」
「我が国の科学の力で一瞬で殺してやる‼」
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