その37
次の日の朝。
「う~ん、まだ頭が痛い。」
「うっぷ、これが二日酔いか。」
「お酒……一生飲まない。」
蓮とエリとシュリは頭を押さえて起きる。
「さて、誰か起きてるかな?」
「旦那~、ナッキー起こさなくていいの?」
蓮はちらりとナッキーを見るとメイシャの抱き枕にされていた。
「まずおねぇにガッチリ捕まってるのにどう外すんだよ。」
「それもそうですね。
ナッキー、ごめんな。」
ナッキーとメイシャを放っておき
蓮達は隣の部屋の襖を開けると女性人は全員起きていた。
「おはよう、もうみんな大丈夫なのか?」
陽子は蓮達にそう聞いた。
「ナッキーとメイシャ以外全員復活。
……所で泰智は?」
「私が起きたとき何故か廊下でうつ伏せの状態で寝ていたわ。」
「何故⁉」
「分からないわ、昨日深夜……何でもない。」
「……まぁ、とりあえず今日はどうしますか?」
「今日は里の中を案内し。」
その時、近くで爆発するような地響きと音がしばらくした。
「な、何だ⁉」
クロエは慌てて外に出て様子を見に行った。
「この近くで誰か爆弾でも使ったのか⁉」
「おー、地震かな?」
「そんな呑気なこといってる場合じゃないのよ‼」
「くっ、俺の人生もこれまでか‼」
「エリ君はそう簡単に諦めないで‼
みんな落ち着いて‼」
香奈以外全員少しパニックになっていた。
それと同時にナッキーとメイシャが起きた。
「何だ何だ⁉」
「もう、せっかく一緒に寝てたのに。」
「それは違う‼」
しばらくして爆発は収まった。
様子を見に行ったクロエは戻ってきて。
「みんな大変だ‼
さっきの爆発で里の方に被害が‼」
「な、何だと⁉」
「とりあえず来てくれ‼」
「そ、その前に泰智君は?」
「え、今の爆発で起きないの⁉」
「泰ちゃん、地震だろうが何だろうが
自然に起きるまでずっと寝てるよ。」
「だー、しゃらくせぇ‼
泰智が起こすように誰か一人残っとけ‼」
そういうとこころは泰智の隣に座った。
「よし、ピンクのお嬢ちゃんが残ってくれるらしい。
みんなついてきてくれ‼」
蓮達は急いで里の方に向かった。
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