その35続(ミニ)
家に帰り数時間後。
蓮達は野狐がここに来てからの事を聞いていた。
「……それで妹が溝にはまって
小一時間ほど抜けなくなったんですよ。」
「それはドンマイとしか言いようがないな。」
蓮が感想を言うとうどんの生地を寝かして
暇している泰智がふと頭にとあることを思い付いた。
「野狐ー、怖い話とか無いの?」
「た、泰智、それは止めようぜ。」
「う~ん、これ怖い話ですかね?
実は皆さんとあの町で別れた後、誰かにしばらく
見られてる用に感じたんですよ。
この里に着いてからは夜誰かの声が聞こえりしましたね。
うるおぼえですけど確か……我の復活はと言ってました。」
「あまり怖くないな。」
「いや怖いわ‼夜にそんな声聞こえたら怖いわ‼
うん?確か俺も野狐達と別れるまで見られた気がしたな。
うわ、今そう思うと寒気してきた。」
「なー、びびれん何でそんなに怖いの?」
「びびれん⁉
いやだって幽霊とか怖いやん?」
「ホラゲと脅かし系の動画を見すぎて全然怖くない。」
「羨ましいよ。
それよりうどん作りは順調か?」
「一通りの行程はやった。
後は待つだけ、それとしばらく寝る。」
「お休み、何時に起こせばいい?」
「二時間位で。」
そういって泰智は数時間前に寝ていた部屋で寝た。
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