その5
「じゃあ入るぞ。」
「オッケーだよ。」
ドアを開けると、
チャリンチャリンという音がなる。
「は~い。」
男の声がする。
しかし何か普通の声じゃない。
「……泰智よ。
俺は何か嫌な予感がする。」
「……俺もだよ。」
「え?普通じゃないの。
まだかな。」
「は~い、ちょっと待ってね。」
声の主が来る。
「はいはい、いらっしゃい。」
その人は男だが、
「……そこの二人、
恋人はいるの‼?
付き合ってる人は‼?」
おネエでした。
「……蓮後は、」
「逃がさないわよ?
……ジュルリ。」
「ギャァァァダァァァァ‼」
「はなせぇぇぇ‼」
「面白いね、香奈ちゃん。」
「ちょっと、それは言わない方が。」
「早苗ぇぇぇ覚えとけぇぇぇ‼」
「フッフッフッ、
両方とも一緒に可愛がってあげるから。」
「待てぇぇぇ‼
文丸さんに渡したいものが。」
「あっら~、私の名前知ってるの?
なら早いね~ベットで色々教えてもらおうかしら?」
「話を聞いてぇぇぇぇ‼
渡したいものがあるんです‼」
「え?
あっら~ごめんなさいね。
私いっつも男の人みたらちょっとね。
それで、渡したいものは?」
「これ、ウズルさんからです。」
「あっら~、ウズちゃんから何かな。」
「ふー、助かった。
……早苗ちょっと話が。」
「……許してお願い?」
「絶対に許さん。」
蓮はただいま早苗にグリグリ攻撃をしています。
「ありがとうね。
それとごめんなさいね。」
「いえ、大丈夫です文丸さん。。」
「おネエでいいわよ~。」
「じゃあおねえさん。
武器を売ってほしいんですけど。」
「いいわよ~。
弓矢が欲しいの?」
「何で知ってるんですか?」
「ウズちゃんからの手紙に書いてあったの。
泰ちゃんって呼んでいいかしら?
いい名前ね。……ジュルリ。」
「は、はいそれでいいです。
もちろん弓も欲しいですけど、
剣が欲しいんです。」
「そうね~。
このブロンズソードなんかいいんじゃない?」
「じゃあそれを四本ください。」
「あっら~?
二刀流にしたいんだったら二本でいいんじゃない?」
「二刀流にもなりたいんですけど、
折れたら嫌なんでとりあえず四本ください。」
「そ~なの?
じゃあ四本で400ウガラよ~。」
「はい400ウガラですね。」
アームの右のボタンを押す。
そうしたら、お金が実体化した。
「泰ちゃん、いつの間にそんなことわかったの。」
「色々押してたらわかった。
左は知らん。」
「後他に何かいる?
わからなかったら私が選んどくわね~。」
「俺は弓と弓矢をください。」
「防護服とかは?」
「大丈夫です。
着たら重いですし。」
「そう。
香奈ちゃんや早苗ちゃん、蓮ちゃんは?」
「お任せで。」
「同じく。」
「わ……私も。」
「わかったわ、少し待ってね。」
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