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俺達の冒険物語  作者: 梅松
半人の里編
399/1019

その35

四人はその店に近づくと木製の商品が多かった。


「昔感が凄いな。」


「こころ、この中で興味がある物はなんだ?」


泰智の質問にこころはある商品に指を指す。

それは髪ときブラシだった。


「……あれが欲しいのか?」


「……。」


こころは首を縦に振った。


「じゃあ買うか。

……か、香奈さんは何か欲しいものありますか?」


泰智は香奈に少し気まずそうに聞く。


「どうしたの急に敬語なんて。」


「いやー、今回の件で物凄くしてくれてたので

何かお詫びの品をと思いまして。」


「……じゃあ、私の好きそうなの買って。」


「え~と、じゃあこれなんかどうかな?

ハート型のペンダントとか。」


「私あんまりそういうのな付けないかな。」


「じゃあ今度手作りの品を渡すんでそれで何とか。」


「じゃあそれで良いわ。」


香奈は少しクスっと笑って答えた。


「あ、泰智俺にも何か作ってくれよ。」


「まぁ、難しいものでなければ。

すいませーん、このブラシください‼」


「あ、皆さん無事だったんですね。」


泰智がブラシを買ったのと同時に野狐が現れた。。


「どちらかと言うと大丈夫じゃなかったよ。

思い出しただけでも少し気持ち悪くなってきた。」


「すいません、団長誰に構わずお酒を進めるので。」


「あ、野狐少しこっち来て。」


泰智は野狐を呼び出して耳打ちをする。


「何を話してるんだ?」


「……分かりました。

蓮さん、何か頭の中で考えてください。」


「え、突然言われてもな……別に良いけど。

(訳が分からん、泰智に何か言われてたのが引っ掛かるが。)」


「へー、蓮今俺が野狐に言ったのが引っ掛かるの?」


突然泰智が考えてることを言われてビックリした。


「え、お前何で考えたこと分かるんだ⁉」


「ミチさんから貰った紙が何と相手の能力を

コピー&アップしてくれる魔法書かれていたんだ。

やり方は簡単だったよ能力を使用してるときに

右手で触れると能力が使えるようになった。

更に直接触ると相手の過去も分かるようになったよ。

あ、ちなみに前に貰った本に今まで

コピーした能力を保存できるんだ。」


「何だその魔法、コピー&アップって

コピー&カットみたいに感じるな。」


「じゃあこの魔法コピアにするわ‼」


「変えにくくなるから止めろ‼。

うん?それ俺でも使えるんじゃないのか?」


「あ、その紙なら最後ら辺で読まないと効果無いらしいし

一回読んだら自動で消えた。」


「くそー、まだ使えるんだったらこいつのこころ詠んで

好きな人を暴露するつもりだったのに。」


「あ、泰智君それ私達に使わないでね。」


「まぁ、あんまり多用しないけど何でだ?」


「何でも良いから‼

さ、もう帰りましょう。」


香奈は泰智の腕を引っ張って家に戻る。

その後ろからこころが着いてくる。


「……香奈、察するよ。」


「何だか分かりませんが役に立てて良かったです。」


蓮と野狐はゆっくり家に戻った。

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