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俺達の冒険物語  作者: 梅松
半人の里編
388/1019

その29続

「おっと、自己紹介してなかった。

私はクロエだ、鬼の半人だ。」


「泰智です。」


「早苗だよー。」


「いい名前だ。

ところで泰智君、腕相撲って強い?」


「余裕のよっちゃんで負けます‼」


泰智は手を横に当て自信満々に答えた。


「そうか、残念だ。

仕方ない、蓮君達に相手してもらうか。」


クロエが言うと蓮達は少しゾクッとした。


「え、遠慮します。

そ、それより泰智、お前あの錆びた剣持ってるよな?」


「うん、持ってるけど。」


泰智はそう言って錆びた剣を取り出した。


「これがどうかしたか?」


「……うん、錆びてるな。

でもこれがその剣ってことは無いですよね?」


「私も実物を見たことは無いが可能性はあると思う。」


「何の話?」


「さっきここで伝説の武器の墓の事と

この湖の事を教えて貰ってたんだ。

説明するから良く聞けよ。」


蓮はさっき聞いた話を泰智に言った。


「……へー、そうなんだ。

確かミクロがおじいちゃんが誰かから貰ったって言ってたな。」


「そうなのか?」


「うん、つまりこの剣ごとこの湖に入った

らもしかしたらその竜王って剣かもしれないって事だろ?」


「短く言ったらそうだな。

というわけで試しに行ってこい。

お前泳げるから行けるだろ?」


「蓮、泳ぐと潜るは違うんだよ?

それに万が一何かあったらどうするんだ?」


「それもそうだな。」


「まぁまぁ、ここは落ち着いて。

……とりあえず行ってこい‼

何かあったらその時はその時だ‼」


クロエは泰智に近づき泰智の身体を掴み

湖の真ん中に投げ飛ばされた。

それを見てた全員はポカンとしていた。


「ちょ、ええ⁉」


「よし、問題解決‼」


クロエはグッと拳を握った。


「だ、大丈夫かしら?」


「兄貴ー‼」


「さすがにこればっかりは心配だわ。」


「師匠、とりあえず困ったら投げる精神止めましょう。」


「あってたまるかそんな精神‼

泰智大丈夫か⁉」


「わー、物凄く綺麗に飛んだな。」


「言ってる場合か‼

見ろ‼泰智が投げ飛ばされた場所から泡が出てきて

少し白く濁ってきたぞ‼」


「石鹸も一緒に入ったのかな?」


「……ユウ、少しやり過ぎたかな?」


「大分ですよ、団長。」


「泰智さん大丈夫かな?」

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