その27
蓮達は10分位歩くと
そこは木々に囲まれている綺麗な湖だった。
「おぉー、綺麗だ。」
「だろ?
ここの湖は私の知るなかで一番良い湖だと思う。
それととある伝説もあるしな。」
「その伝説って?」
「さっき言ってた伝説の武器の墓のも含めて話をするよ。
とりあえず座るか。」
クロエはそういってその場にあぐらを掻いて座る。
蓮達も座って話を聞くことにした。
「この里は、大体100年前から半人達は住んでたらしいんだ。
そこにある人間が来てとある剣を一本半人達に渡したんだ。
その剣は伝説の武器……竜王って剣だったんだ。
まぁ何処から噂が流れたのか知らんが
その剣を巡って人間が里に襲撃してきたんだ。
昔の里は結界とかそういうのはまだ使ってなかったんだ。
そのすぐ後結界を張ったんだ。」
「え~と、それの武器とこの湖どういった関係が?」
蓮は湖の水を掬いながら聞いた。
「まぁ、話を最後まで聞け。
……実はな、その竜王はもう死んでいたんだ。」
「折れたって……意味ですか?」
「貰った時にすでに錆びていたんだと。
その時、その人間は言ったそうだ。
『この剣を持って復活の湖に入ってくれ。
しかし、この剣は人を選ぶ、誰でもいいって訳じゃない。』
と、こう言われている。」
「そうなんですか。
その剣はその墓地に?」
「いや、その10年後に何処かの人間の王族に渡したらしい。
つまり今は名だけの墓地さ。」
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