その22続
「先に倒させてもらう。」
クミはそう言うと桜の木に登り
そこからガイルを斬りかかろうとする。
それを見ていたガイルは更に高く飛び攻撃を避けた。
「クミさん、さすがにあれは届かないよ。」
「……もっと助走つけるべきだった。」
「うん、関係ないな。」
泰智は弓を構えガイル向けて打つが
上下左右に動いてるため中々当たらない。
「……もっと良く見て狙え。」
「むっず。」
「カッカッカッ‼
さっき俺を倒すって言ってたのは何処のどいつだ‼」
「さて、あいつが早苗にいつ攻撃するか分からないしなー。
……しゃーね、クミさん俺があいつ落とすからその後よろしく。」
「……あなたはバカ?
私のジャンプでさえ届かないのに。
さっきの弓だって掠ってさえなかった。」
「まぁ見といてよ。
え~と、大体五メートルぐらいか。
……なら6倍だな。」
泰智はガイルがどれぐらい高く飛んでいるのか確認する。
「……何を言ってるの?」
「これからとっておきの魔法使うから見といてね。
……魔力ブースター足に5倍‼」
泰智はそう言ってガイル目掛けて走りる。
すると人間ではあり得ないほど速く走る。
その勢いで地面を思いきり踏み飛ぶ。
さっきの走りと同じように人間では
絶対に飛べないほど泰智は飛んだ。
ざっと5、6メートルほど飛んでいた。
それを見ていたガイルは度肝を抜かれるぐらい驚いていた。
「おいまて‼お前人間だろ⁉
何でそこまで飛べる⁉」
「お前には教えない。」
泰智はガイルと同じぐらいの高さに来ると
逃げられないように肩を掴みそのまま踵落としをした。
普通ならそこで脳震盪を起こすぐらいの痛さだが
蹴りの威力が増していて踵落としを食らったらガイルは
凄い勢いで地面に落下する。
「……あいつ、あんな事を隠していたなんて。
まぁいい、私もまだ力出しきっていないからな。」
クミは落ちてくるガイルを追い討ちするかのように叩き斬った。
ガイルは少し血を吐いて凄い速さで逃げた。
「……この勝負どっちの勝ちだ?」
「ギャァァァァァァ‼」
「何だ?」
クミは見上げると泰智が両手を
広げながら落ちてきて地面に叩きつけられた。
「し、死ぬかと思った。」
「……本当に人間か?」
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