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俺達の冒険物語  作者: 梅松
半人の里編
376/1019

その22続

「先に倒させてもらう。」


クミはそう言うと桜の木に登り

そこからガイルを斬りかかろうとする。

それを見ていたガイルは更に高く飛び攻撃を避けた。


「クミさん、さすがにあれは届かないよ。」


「……もっと助走つけるべきだった。」


「うん、関係ないな。」


泰智は弓を構えガイル向けて打つが

上下左右に動いてるため中々当たらない。


「……もっと良く見て狙え。」


「むっず。」


「カッカッカッ‼

さっき俺を倒すって言ってたのは何処のどいつだ‼」


「さて、あいつが早苗にいつ攻撃するか分からないしなー。

……しゃーね、クミさん俺があいつ落とすからその後よろしく。」


「……あなたはバカ?

私のジャンプでさえ届かないのに。

さっきの弓だって掠ってさえなかった。」


「まぁ見といてよ。

え~と、大体五メートルぐらいか。

……なら6倍だな。」


泰智はガイルがどれぐらい高く飛んでいるのか確認する。


「……何を言ってるの?」


「これからとっておきの魔法使うから見といてね。

……魔力ブースター足に5倍‼」


泰智はそう言ってガイル目掛けて走りる。

すると人間ではあり得ないほど速く走る。

その勢いで地面を思いきり踏み飛ぶ。

さっきの走りと同じように人間では

絶対に飛べないほど泰智は飛んだ。

ざっと5、6メートルほど飛んでいた。

それを見ていたガイルは度肝を抜かれるぐらい驚いていた。


「おいまて‼お前人間だろ⁉

何でそこまで飛べる⁉」 

 

「お前には教えない。」


泰智はガイルと同じぐらいの高さに来ると

逃げられないように肩を掴みそのまま踵落としをした。

普通ならそこで脳震盪を起こすぐらいの痛さだが

蹴りの威力が増していて踵落としを食らったらガイルは

凄い勢いで地面に落下する。


「……あいつ、あんな事を隠していたなんて。

まぁいい、私もまだ力出しきっていないからな。」


クミは落ちてくるガイルを追い討ちするかのように叩き斬った。

ガイルは少し血を吐いて凄い速さで逃げた。


「……この勝負どっちの勝ちだ?」


「ギャァァァァァァ‼」


「何だ?」


クミは見上げると泰智が両手を

広げながら落ちてきて地面に叩きつけられた。


「し、死ぬかと思った。」


「……本当に人間か?」

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