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その１８続続
「さて、これは戦うしかない状況だな。
正直あんまり女子を攻撃したくない。」
「……それはなぜ？」
「昔、その馬鹿と約束したんだよ。
『泰ちゃんは女子を叩いちゃダメ。
あ、でもデコピンぐらいならいいよ。』だって。
それ以来あいつ以外は叩いてないけど。」
「……そう、なら死んでしまう状況でも同じことができるの？」
「お前と戦ったときはノーカンなのですか？」
「ノーカン。」
「あっはい。」
少し間があいてクミは地面に
突き刺した剣を抜き泰智に斬りかかる。
泰智は慌てて回避する。
「突然攻撃するなよ‼
それとまだ剣も出してないぞ‼」
「待ってても始まらなさそうだから。」
「全く、久し振りに会ったんだからもうちょっと話そうぜ？」
「戦闘で敵同士なのに何でそんなするの？」
「いやー、話せば何か分かるかなーって。」
クミはその後も泰智に斬りかかるが
さっきと同じように回避したり受け流したりする。
「どうクミさん？強くなったでしょ？」
「そこそこ。」
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