その11
次の日。
「みんなー、ちゃんといるわねー?」
メイシャがそう言うとみんなバラバラにおうと言った。
「うん、いるな。」
「じゃあ早速前回の奴を……。」
メイシャはポケットから何か四角物取り出して地面に置いた。
しばらくしてそれは光始めて一瞬でエルネア王国に着いた。
「やっぱり移動魔法ってすげぇ。」
蓮はそう呟いた。
「これ魔法道具の一種なの、凄いでしょ?
みっちゃんに作って貰ったんだ。
まぁここにしかこれないけど。
さぁみんな城に行くわよ‼」
メイシャがそう言って城の方に歩き出した。
みんなは後をついていった。
城の前に着くと前と一緒の人が門の見張りをしていた。
「お久し振りね、元気だった。」
メイシャは門番の人に挨拶をした。
「お久し振りです、今日はどんな用事で来たんですか?」
「みっちゃんに用があってね。」
「そうですか、ではご案内致します。」
門番の人はメイシャ達を城に案内する。
「ねーねー、そう言えばお姉さんの名前何て言うの?」
早苗は門番の人に名前を聞いた。
「シャンメと言います。
あだ名とかはご自由に。」
シャンメは微笑みながら早苗に言った。
「じゃあこれからシャン姉だね。
あ、シャン姉はいつからここに働いてるの?」
「そうですね……大体10代の後半辺りだったでしょうか?
もう昔なので忘れました。」
「へー、じゃあ今何歳なの?」
「忘れました。
あ、でもミチ様と歳は一緒だったと思います。」
「う~ん、何歳だろう?20歳位?」
「早苗、止めなさい。」
香奈は早苗を止める。
「ふふ、そう話してる内にもうつきました。
では、後はユミ様が案内すると思うので。」
そう言ってシャンメは門の方に戻った。
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