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俺達の冒険物語  作者: 梅松
洞窟探索編
336/1019

その15続

「お邪魔しまう~。」


早苗は勢いよく扉を開け中の部屋に入る。


「何があるのか分からないのによく開けるな。」


続いて泰智とこころが部屋に入る。


「勢いが大切なんだよ。

で……このレバー達は何だろう?」


見渡すと五つのレバーが壁にくっついていた。

奥のレバーだけが下がっていた。


「う~ん、どれか外れでどれか当たり……なんだろうな。」


「とりあえずこれで。」


早苗は手前にあったレバーを下ろす。

すると泰智の頭の上からたらいが落ちてきて頭に当たった。


「いってぇ‼

何でたらいが⁉」


「う~ん、外れか。」


「全く……今度は慎重に考えて」


「じゃあこれ‼」


早苗は隣のレバーを下ろす。

しかし何も起きなかった。


「これも外れか。」


「あのな……お前がやるとろくなことしか起こない、

だからちょい変われ。」


「やーだ‼」


そういって早苗は次のレバーを下ろした。

すると一部の壁が上に上がり新しいカード扉が現れた。


「よ、良かったこいつの事だから

更によからないことが起こるかと、」


「最後のもえい‼」


早苗は四つ目のレバーも下ろした。

しかし何も起きなかったが下ろしたレバーが折れた。


「あ、……取れた。」


「取れたじゃねーよ‼

どうするんだよこれ……まぁ直せるからいいけど。」


泰智はそういって折れたレバーを

壁に指しながら魔法詠唱を始めた。


「……リターン。」


するとレバーは元に戻ったら。


「すっごーい泰ちゃん‼

何やったの⁉」


早苗は興味津々で聞いてきた。


「1日一回の復元魔法だよ。

作れて良かったぜ。」


「さっすが泰ちゃん‼

頼りになる~‼」


早苗は泰智の背中を叩こうとしたが床に躓いて転けそうになる。

思わず最後のレバーに掴み踏ん張るが

その衝撃でレバーが折れた。


「……おい。」


「た、泰ちゃん……ごめんさい。」


早苗は手に持ったレバーを握りしめながら泰智に謝る。


「まぁもう来ることは無いだろうし大丈夫だろ。

それよりも大丈夫か、どっかぶつけてないか?」


「大丈夫だよ。

それよりやっぱり優しいね泰ちゃん。」


「はずいからやめろ。」


少し泰智が照れた。


「照れて~かわいい‼」


「張り倒すぞ。」


「わー、それより早く行こうよ‼

こころちゃん行くよ‼」


早苗はこころの手を引きながら隠し扉の先に行く。


「全く……というか先に行くな‼」


泰智は二人の後を追った。

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