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その10続
「……さて、どうやって孵化を阻止するか。」
泰智は扉を閉めて動いてる繭の前に行く。
「う~ん、考えていたらいつの間にか孵化してた
って事にもなるからぱってきめるか。
………………燃やすか。」
泰智は手を前に出して詠唱し始めた。
「……ファイヤ。」
そう唱えると手から炎が出て繭を包み燃え始める。
それと同時に火の粉が腕や足に着く。
「あっつ‼
……この魔法使うときにはパーカー着とこ。
さて、他のも燃やすか。」
泰智は次々と繭を燃やし始めた。
たまに繭の中で何かの苦しむ声が聞こえてきた。
「……一種のホラーみたいだな。
後で怖い話でも蓮達に聞かせるか。」
泰智はそういって部屋を出ようとする。
すると一つの繭から蜘蛛が出てきた。
「え~、一匹だけ孵化しちゃったよ。
(ていうか繭から出てきたとき
何か血がどばって出てきたけど気のせいだよね。)」
蜘蛛は泰智を威嚇するような声をあげて襲いかかってきた。
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