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俺達の冒険物語  作者: 梅松
洞窟探索編
324/1019

その9続

蓮が部屋に入った頃。


「……二つ扉あるけどどうする?」


泰智達はしばらく歩いていると扉が二つあった。


「どっちでもいいんじゃない?」


「まぁ俺もどっちでもいいんだけどな。」


「だよね~。」


「それでもどちらかを選らばらないと進めないしな。

……とりあえずちょっと開けてちょっと覗くか。」


「みょっと開けてみょっと覗くの?」


早苗は満面の笑みで泰智に聞く。


「殴りたいその笑顔。」


泰智は殺気混じりの笑顔で早苗に返す。


「こ、怖いよ笑顔。」


「全く……少し待ってろよ。」


泰智は少し扉を開けちらっと中を覗く。

中は少し広かったがそれよりも少し奇妙な光景を見た。

部屋はでかい繭が六個吊るされていた。


「……何だこの繭。

すっげぇキモいんだが。」


「何かあったの~。」


早苗は隙間から中を覗こうとする。


「こら、勝手に覗くな。」


「いいじゃん減るもんじゃないし。」


「お前はこころを見とけ。」


「こころちゃんも中見たいよね~。」


こころは軽く頷く。


「というわけで見させて。」


「だーめ。」


その時、繭が動き始めた。

泰智は見た瞬間少しヤバイと思った。


「泰ちゃん?」


「早苗……今すぐ回れ右して耳塞いどけ。

後目も瞑っとけ。」


「何で?」


「いいから、こころも回れ~右。」


泰智は二人を扉を背にして耳を塞ぐよう念を押した。


「いいかー、俺が出てくるまで中を覗くなよ。」


「分かった~。」


「……さて、孵化する前に倒すか。

うん?繭だから孵化ではないような……まぁいいか。」


泰智は扉を開けて部屋に入った。

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