その6続
同時刻。
「すっげぇー落ちてる‼」
「アハハハ‼」
泰智と早苗は楽しそうに落ちていく。
「泰ちゃん、落下してると凄く風が気持ちいい‼
しかも今夏だから丁度いい‼」
「そうか……でも問題がある。」
「なーにー⁉」
「着地出来ない‼」
「そーなのー?」
「だからちょっと左に寄って‼」
「どうやって移動するの?」
「それは自分で。」
泰智が早苗に考えろと言おうとしたが
それより早く地面に泰智は叩きつけられた。
更に早苗とこころが泰智の上に落下した。
「あー、楽しかった‼
こころちゃんはどうだった?」
こころは無表情で頷いた。
「それは……良かったな。
……それより早く退いてくれない?」
「あ、こめんね。」
「……それより結構落ちたな。
それより何で俺みんなと生きてるんだろう?
あのお守りは使ってないのに。」
「このぶよぶよした床のおかげじゃない?」
「うん?
確かにぶよぶよしてるな。」
泰智はぶよぶよした床を軽く叩いた。
すると床は動き始めた。
「これ、床じゃない。
早苗、こころとりあえずこれから離れろ。」
「分かった~。」
三人はぶよぶよした何かから離れて
さっきのぶよぶよを見ると
スライムみたいな見た目のモンスターだった。
「完全にモンスターだな。
とりあえずここから離れるぞ。」
「了解です。
行くよこころちゃん‼」
三人は急いでその場を後にした。
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