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俺達の冒険物語  作者: 梅松
洞窟探索編
313/1019

その3続

しばらくして玄関の方でノックの音が聞こえてきた。


「はーい。」


香奈は玄関のドアを開けるとキドが立っていた。


「キドだが……全員に話したいことがあるんだが大丈夫か?」


「はい、大丈夫ですよ。

中にどうぞ。」


「すまない。

……あの二人は何で正座しているんだ?」


蓮と早苗は泰智に渡された

反省中の紙を前に出して正座していた。


「あ、お構い無く。」


「……泰智君はまだ髪の毛が伸びたままなんだね。」


「切っても切っても10分で伸びるんですよ。

全く嫌になりますよ。」


「それは災難だね。

……それより少し依頼があるんだが。」


「はい、何でしょうか。

あ、座ってください。」


「すまない。」


キドは椅子に座った。


「それより泰智、まだこれしとかなくちゃ駄目?」


「あ、もういいよ。

早苗はまだやっとけ。」


「反省してるよ‼」


「なら。いいよ。」


「わーい。」


「それで何の依頼ですか?」


「実は近くの洞窟で蜘蛛のモンスターが

大量発生しているんだ。」


「蓮、俺こういう長い話は無理だからチェンジで。

あ、お茶持ってくるわ。」


泰智は蓮をキドの前に座らせてキッチンの方に行く。


「おいこら。

全く……すみません。」


「自由だね彼。」


キドは少し半笑いしていた。


「自由すぎて困るんだが。

それより話の続きを。」


「そうだった。

それでその蜘蛛たちが最近生物を

補食して少し困ってるんだ。

すまないが君達に倒してほしいんだ。」


「分かりました。

では、明日行ってみたいと思います。

それでいいよなみんな?」


「俺はいいよ。」 


「私も大丈夫よ。」


キッチンの方で二人の声が聞こえた。


「え~、私も行かないといけないの?」


「別に良いけど……一人で留守番よろしく。」


「それなら私も行く‼」


早苗は慌てて言った。


「というわけで依頼は引き受けます。」


「よろしく頼む。

報酬も用意しとくからな。

……無事に帰ってきてくれよ。」


キドは渡させたお茶をぐいっと飲んだ。


「多分大丈夫だと思います。」


「では、私はこれで。」


キドはそういって家を出た。

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