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俺達の冒険物語  作者: 梅松
エリュテーマ王国編
306/1019

その124

翌日。


「……あれ、いつの間に寝てたんだ?」


泰智は目を掻きながら起きる。


「お、やっと起きたか。」


蓮はストレッチをしながら泰智に言った。


「蓮、今何時?」


「8時だ。」


「ならまだ寝れるな。」


「おいおい寝るな。

今日でもう帰るんだから。」


「あ~、今日だったね。」


「ほらさっさと着替えろ。」


「へーい。」


1分後。


「ほい、着替えた。」


「相変わらず早いな。

じゃあ図書室行くぞ。」


蓮はドアを開けて図書室に向かう。


「わかった~。

……石握りしめながら寝てたのか。」


泰智は石をポケットに入れて部屋を出た。


図書室。


「すいませんお待たせしました。」


「あ、蓮ちゃんたちが来たわね。」


おねぇは読んでた本を閉じこっちを見る。


「すいません、こいつがまだ寝てたもんで。」


「……少し体がだるい気がする。」


「気のせいだ。」


「旦那旦那。」


エリが蓮に近づき小さい声で話す。


「何だエリ?」


「兄貴が女子になったって本当ですか?」


「髪の毛が伸びただけだ。」


「……ナッキー嘘だったじゃないか。」


「あれ~おっかしいなー。」


「こいつらどんな情報を聞いたんだ?」


「……話はそこまでにしてくれる?」


階段からミチが少し眠たそうに降りてくる。


「あ、ミチさん。」


「全く……こんな朝から帰らなくていいでしょ?」


「ごめんね。

後でお礼するから。」


「お礼はいいから本を返して。」


「さっ、みんな帰るけど準備いいかしら?」


「話をすり替えるな。」


「……ミクロちゃん達は?」


泰智は回りを少し見渡す。


「ここにいるよ。」


後ろを向くといつの間にかミクロ達がいた。


「……ビックリした。」


「全然驚いてないでしょ?」


「正直言って驚いてない。

次会うときもうちょっと工夫するんだな。」


「むぅ~。」


「ミクロ、少し落ち着きなさい。

……この度は色々とありがとうございました。」


ミユはみんなに向けてお辞儀する。


「あー、そんなかたっくるしいのいいから普通でいいよ。」


「泰智君、仮にもこの国の女王よ。」


「へー、そうなんだ。

まぁ、俺らの前では普通でいいんじゃね?」


「そ、そういうものなのでしょうか?」


「あ、そうだ渡すものがあった。

ほい誕生日おめでとう。」


泰智はマキと同じ動く人形をミユに渡した。


「こ、これって。」


「昨日ミクロが爆発したから変わりのやつだよ。

そいつも動くよ、後名前も付けてあげてね。」


「……あ、ありがとう。」


「お姉ちゃんと一緒だ‼」


「じゃあ姉妹仲良くしろよ。」


「あ、お兄ちゃん達に渡すものがあった。

ちょっとだけ待ってて。」


ミクロはそういって走って図書室から出た。

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