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その123
「……あいつ結局来なかった。」
「泰ちゃん何かを始めると止まらなくなるからね~。」
「ほんとうに仕方ないね。」
三人は図書室を歩きながら泰智を探す。
「この世界電気とかないから少し暗くて不安だね~。」
「それは言えてるな。」
「ここってどうやって明るくなってるのかしら?」
「魔法じゃないの?」
「それはあり得るな。
……で、あそこで寝てるのは泰智だよな。」
「あ、本当だ。」
「何で寝てるんだろう?」
三人は泰智の方に近づく。
「おーい、泰智。」
「……zzzz。」
「……寝てるぞこいつ。」
蓮はため息をつく。
「泰ちゃん凄いな~。
何処でも寝れるの尊敬するよ。」
「早苗、そこ尊敬しないで。」
「ここって確か昨日俺らが戦った場所だな。
まぁ、こいつが寝てることに関係ないと思うけど。」
「それより泰智君どうする?」
「部屋に連れていく。
というか何か今日は眠いから早めに寝る。」
「私も少し眠たい。」
「私はまだ眠たくないけどね。」
「昼間散々寝たからでしょ?」
「じゃあみんなお休み。」
「うん、お休み。」
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