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俺達の冒険物語  作者: 梅松
エリュテーマ王国編
304/1019

その122

蓮が食堂に行って十分後。


「……さて、俺も食堂に行きますか。

早くいかないとあいつらうるさいからな。」


泰智は人形をストレージに入れカンテラを持って図書室を出る。

しばらく歩いているとあることに気づいた。


「……やっべ灯り消し忘れた。」


泰智は急いで図書室に戻る。

図書室に入ると灯りは着いておらず真っ暗だった。


「……誰かいるのか?

いや、それだと何で消したんだろう?

…………親切な人もいるもんだな。」


泰智は扉を閉じてゆっくり歩く。


「真っ暗で回りが見えないな。

あ、カンテラあったな。」


泰智はカンテラに灯りを点け辺りを警戒しながら歩く。。


「カンテラがあって良かった。

……でもまだ暗いな。」


しばらく歩いていると本を捲る音が近くで聞こえる。


「なぜだろう、少し怖くなってきた。」


恐る恐るこっそり見てみると誰かが立って本を読んでいた。


「……すいませーん、誰ですか?」


泰智がそう言うとその人物はこっちの方を

向き剣を取り出して斬りかかろうとする。


「ちょ、嘘だろ‼」


泰智は突然の行動で動けず目を瞑る。


「……あれ?」


目を開けると剣は目の前で止まっていた。

泰智はゆっくりカンテラを相手に近づける。


「何でここにいるんですか……クミさん。」


「あなたこそ何でいるの?」


クミは剣をゆっくり下ろし剣を鞘にしまう。


「まぁ、話せば長くなるから聞かない方がいい。

で、何でいるの?」


「……ある情報が欲しくてここに来た。

4日前からここで探していた。」


「じゃあ本が消えたのお前のせいか。」


「……少し借りてた。

読み終わってたら返すつもりだった。」


「そうかい。

灯りを消したのも?」


「そう……誰かに見られるのはまずいと思って消した。」


「見えないだろ。」


「私は生まれつき暗闇の中でも自認できる。」


「へー……じゃああいつらも出来るのかな?」


「あいつらって……誰?」


「朝影の一族にあった。

確か少し体型がでかいやつがいたな。」


「……なら、言っとくね。

そいつらは一族であって一族ではない。」


「へ?」


「じゃあ私は気になる情報があったからもう行く。」


クミはそういってその場を後にしようとする。


「そうかい。

……俺を斬らなくていいのか?」


その言葉でクミは少し足が止まる。


「……次会ったとき勝負よ。」


クミは暗闇に消えていなくなる。


「……分かったよ。

さて、俺も食堂に行こうかな。」


泰智は歩いていると昨日爆発したところに来た。


「……綺麗に直ってる凄いな。

本棚とか床とかそんな跡無くなっててビックリした。

いや、そんなことより早く行かないと。」


泰智は床とか触りながら辺りを見渡すとあるものがあった。


「……あれ昨日投げた石何であるんだ?

確か人形と一緒に爆発したはずだったような。」


泰智は石を取って少し確かめる。


「こんな頑丈なのか?

これ前に……えーと誰だっけ?

誰かの机から見つけてそれから……忘れた。

そして……少し眠くなってきた……寝よう。」


泰智はその場で横になって寝た。

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