表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺達の冒険物語  作者: 梅松
エリュテーマ王国編
299/1019

その118

泰智視点。


「……城の回りに人が多すぎて城に入れない。」


泰智は近くの椅子に座りながら悩む。


「ただでさえ一人なのに。」


「一人じゃないですよマスター。」


フードの中からミクロがひょこっと出てくる。


「ありがとうマキ。」


「後マスター、髪の毛がくすぐったいです。

フードの中にまで届いています。」


「あー、すまん。

それよりどうしたものか。」


「蓮さんに連絡してみては?」


「あー、そういえばあったな。

早速掛けるか。」


泰智は蓮に掛けてみるが一向に繋がらない。


「……繋がらない。」


「ではどうします?」


「なら、誰か来るまで待つか。」


「あ、マスター近くで誰がないてます。」


「え、泣いてるの?

どこで?」


「あそこの道です。」


「よし、案内してくれ。」


数分後。 


「く~ん。」


「かわいいぃぃ‼

何て種類の生物ですか⁉」


「……なるほど、確かに鳴いてるね。

ちなみに犬って種類の生物だよ。

更に紀州に近いな。」


「き、きしゅう?」


「えっと、何て言えばいいんだろう。

狼に少し似ている感じって言えばいいのかな?」


「なるほどこの犬は狼の友達なのですね。」


「こんな世界でも犬を捨てるやつがいるんだな。」


「マスター、何故少し悲しそうな顔をしているんですか?」


「あ、すまん。

ただ酷いやつもいるもんだなって思っただけさ。」


「そう……何ですか?」


「それよりどうするか。」


「この犬モフモフしていてさわり心地良いです~。」


「……仕方ない飼うか。

名前は……家で飼っているメリーに似てるから

同じ名前にするか、何より同じモフモフだからな。

お前もそれで良いか?」


「ワン‼」


「よーし、これからお前の名前はメリーだ‼

よろしくな‼」


「よろしくですメリーさん‼」


二人はその後十分ぐらいメリーを撫でていた。

感想や評価、ブグマよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ