その116
蓮視点。
「城の近くまで来ましたけど結構人がいますね。」
「そうね……それよりみんな離れないでね。」
「おねぇ、眠い。」
「我慢して。
あ、ミユちゃんが来たわよ。」
城の上の方を見るとミユとユミが出てきてみんなにお辞儀する。
そしてユミがマイクを持って話す。
「皆さま、本日はお集まりいただいてありがとうございます。
積もる話はありますが今日はミユ様から大事な話があります。」
ユミはマイクをミユに渡す。
「皆さま、今日はお集まりくださいまして
ありがとうございます。
今年から私、ミクロ・カトリーヌはこの国の王になります。」
その言葉で回りの人達は喜びの声や声援が響き渡る。
蓮達は突然のことに少し頭が追い付かなかった。
「え……えぇー‼」
「す、凄いことね。」
「確かに驚いたよ‼」
「さすがに早苗でも驚くか。」
「苗字がカトリーヌだったなんて‼」
「……驚くところそこ?」
「へー、お姉ちゃん王様になるんだ。」
「何で妹は知らないんだよ。」
「だって基本に部屋にいたし興味無かったし。」
「なるほどこんなに人が多いのは
新しい王様を見に来た人たちなのね。」
「なるほど……王様より女王様よね。」
「まぁまぁ香奈ちゃん、
細かいところは気にしない気にしない。」
「まぁ、いいわ。
とりあえず後でおめでとうと言っときましょう。」
「そうだな。」
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