その93
「ったく……私は寝るの。
出てってちょうだい。」
ミユは毛布を体に掛けてそっぽを向く。
「寝るって言ってどんだけ経っているんだ?
はら、早く入ってこいよ。」
泰智がそう言うとミクロは部屋に入る。
「お姉さま……。」
「で、出てってちょうだい。」
「ごめんなさい!」
ミクロはミユに向かって頭を下げる。
ユミはその言葉に反応して少しこちらを見る。
「ワガママ言ってごめんなさい。
お姉さまを叩いてごめんなさい。
これからはちゃんと言うことを聞きます。」
「あー、そのこの子も悪気があって叩いた訳じゃないし。
でーそのー、何と言うか……。」
「何であんたの方がきょどっているのよ。
……私こそ貴方の気持ちを考えていなかった。
ちゃんと貴方と向き合うべきだったわね。
ごめんなさい。」
ミユは立ち上がりミクロの前に行き頭を下げて謝る。
「今度ミクロの行きたい所に行きましょう。」
「お、お姉さま‼」
ミクロはミユに抱きつく。
その衝撃でベットの側面に頭を強く打つ。
「いたたた。」
「あ、お姉さまごめんなさい。」
「大丈夫よ。」
「……蓮、姉妹っていいよな。」
「お前兄いるだろ。」
「正直言ってあんまり好きではない。」
「俺も姉いるけどそんなことはないと思うぜ。」
「いつもいつも寝てるときに乗っかりやがって。
更に大声で突然歌うんだぜ。
これを好きになっていうのが無理だ。」
「ドンマイ。」
蓮は泰智の方をポンポンと叩く。
「」
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