その21
「すまんな、そこの兄ちゃん達。
それに姉ちゃん達。」
「いえ、気にしてませんし。」
「本当にすまねー。
昔奴らとちょっとな。」
「そうなんですか?」
「そうなんだよ、
そう言えば俺らをさらった連中は?」
「王国軍は逃げました。」
「くそ、次あったら覚えてろ‼」
「そういや人数がまだ少ないが、」
「いないやつは、他の連中に、」
「そうか。
村も少し壊れたな。」
「…始めてみる建物もあるな。」
「それは、こいつらが建てたんだ‼」
「ウ、ウズルさん、言わないでください。」
「何故だ?どのみちばれるのだから。」
「それもそうだけど。」
「まじか、お前すげぇな‼」
「い、いやぁ、それほどでも。」
「ということは、建築士か?」
「そうですが?」
「影の一族じゃないよな?」
「はい。」
「じゃあ何故王国軍に捕まらなかったんだ?」
「え、え~と、」
「彼は一週間ほど前にスキルを覚えたから、
王国軍は目をつけなかったんだよ。」
泰智ぃぃ‼?
「なるほど、そういうことか。」
何か納得してるぅぅ‼?
「あとそれと、あの木は何?」
「あぁ、あれは永遠の木だよ。
数日で大木になるし、
切っても切り株からまた苗がでてくるから、」
「じゃああのでっかいのも?」
「え?」
俺達は外に出てみると
一本だけバカみたいにデカイ木があった。
「いや、でかすぎだろ‼」
「確かに。」
「確かあそこに苗を植えたの、
泰智と早苗だよな。」
「そうだが、なんもしてないぞ?」
「うんうん。」
「そうなると、じゃああれなに?」
「いや、聞かれてもわかるか‼」
「後で聞きに行くか。」
「そうだね。」
短くてすみません。
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