その66
「にしてもさっきより爆発の威力が高くなったな。」
「多分目が関係してるんだろう。」
「蓮、あんまり油断するなよ。」
泰智はそう言って剣を取り出す。
「言われなくても。」
蓮は木槌を取り出す。
「……静かだな。」
「だな。
ミクロちゃんなら笑いながら来ると思ってたんだが。」
爆煙が消えるとミクロは剣を持っていて
こちらをずっと見ていた。
「何か怪しいな。」
「さっきの煙で何かしたのはわかるが。」
そのまま三人は動かない。
「……誰かが動いたら誰かやられる。」
「けど、このままだとこっちが有利だぞ?
ミチさんが次の魔方陣を描き終わったら。
にしてもは下を向いてピクリとも動かないな。」
「まるで人形のような感じが。」
その時、左の本棚から本が落ちる。
二人は上を見るとミクロが
落下しながら蓮の顔目掛けて左手で殴る。
蓮はとっさに後ろに回避する。
さっき蓮がいたところには床がかなりへこんでいた。
ミクロは次に泰智に右手で殴る。
泰智は持っていた剣の腹で受け止める。
「あぶねぇ‼
さっきいたところが凹んでいやがる。」
「おぉー、蓮が無事で何よりだわ。」
「た、泰智‼」
「ご心配なく。
ちゃんと受け止めてるよ。」
「う~ん、やっぱりこれぐらいわしなくちゃいけないのかな?」
ミクロはそう言って剣を掴む。
「な‼」
そのままミクロは剣を握り潰し剣が爆発する。
泰智は剣を離すのを遅れ爆発に巻き込まれる。
「泰智‼」
煙の中から泰智が右手を押さえて出てきた。
「泰智、さっきの爆発で右手がやられたのか⁉」
「いや、少しかすっただけだ。
まさかあんな行動を取るとわ思わなかった。」
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