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俺達の冒険物語  作者: 梅松
村復興編
24/1019

その20

「や、やっと…終わった。」


「つ、疲れる。」


「お疲れ様、でもまだまだあるぞ。」


「え~。」


「ハー、看病してた方がいいや。」


「…泰智?」


「うん?」


「香奈は?」


「幻惑魔法を長いこと使いすぎて

疲れてるから寝てる。」


「へー、そうか。」


「じゃあ俺は持ち場に戻るわ。」


「そうかい。」


「じゃあ私も。」


「逃げるな‼」


「え~。」


「まぁまぁ、蓮よ、

いえ建てるのにこんなに時間掛かったんだ。

そんなに急がなくてもいいじゃないか?」


「それもそうだが…。」


「それに、人数はもうちょっといた方が

いいじゃないのか?」


「……そうだな。

家よりこの村の人らの看病をしようか。」


「よしじゃあ行こう‼

レッツゴー‼」


「相変わらず元気があるな。」


「そう言えば、あの変態達は?」


「あの王国軍か、

いつの間にか逃げていたよ。」


「え~、嫌だな、もう関わりたくないよ。」


「それは、俺もだよ。」


「右に同じく。」


「あ、いたいた‼

オーイ泰智君達‼」


「ウズルさんどうしたんですか?」


「すぐに診療所に‼」


「わかりました‼

すぐ行きます‼」


「俺達も‼」


診療所に着くと意外な光景があった。


「あ、ウズルさんお久しぶりです。」


「え?」


「ハー、よく寝た‼」


「あ、あの……ウズルさん?

これは?」


「見ての通り皆起きた。」


「ハー、ビックリした‼」


「驚かさないでよ。」


「いやー、すまんな起きたから報告しないと

思って。」


「何?もうちょっと静かにして。」


「おはよう、香奈。」


「お、おはよう泰智君。」


「ウズルさんその人達は?」


「あぁ、この人達は、」


「こ、こいつら影の一族じゃないか?‼」


「へ?」


「た、確かにあり得る‼」


「こ、この村から出ていけ‼」


「え、ウズルさん影の一族て?」


「……暗殺やドラッグなどやってる闇の一族だ。

最近ではヤバイことにも手を出している。」


「やばいこと?」


「それは、」


「お、おい、ウズルさんから離れろ‼」


「待て、こいつらはお前達を、」


「俺達に何をした‼

答えろ‼」


「待て、落ち着け。」


「落ち着けだと?

俺らは落ち着いてる‼」


「そもそも何で私達影の一族じゃないわよ‼」


「じゃあ、その黒い瞳と髪の毛はどう言い訳する‼」


「これは生まれつきだ‼」


「やっぱりだ‼こいつらは影の一族だ‼」


「え~理不尽だ‼

ウズルさん、何でこの人達はこんなに

影の一族に起こってるんだ?」


「影の一族は王国の手下だ。」


「それでか。」


「待てお前達‼」


「キ、キドさん。」


「あ、キドさん。

何とか言ってください‼」


「この人達は、この村を助けてくれた‼」


「し、しかしこいつら影の、」


「確かに黒髪で黒の瞳だがそれだけじゃあ理由にならない。

それに、この人達はお前らも助けてくれた‼」


「え?」


「この人達が来なかったらお前達は王国に

行って、何されるかわからなかった。」


「…信じていいのか?」


「へ?」


「お前達を信じていいのか?」


「あぁ、信じていい。」


「そうか。」


その言葉で皆の怒りは収まった。


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